こんにちは、ビューティーライターのマキです。
最近の気になるメイクといえば、私はなんといってもチークの位置が高い、“目の下チーク”です!
最近といってもここ数年、ずっと見続けているような気がします。テレビや雑誌、カフェの店員さん…。皆さんはどうですか?
目の下チークは失敗しやすい?
チークの傾向は、赤みが強くなりよりウエットになっています。
気になる目の下チークは、目のすぐ下に赤みを広げすぎというくらい広げています。
今までのチークが「元気にみせる」「肌をきれいに見せる」役割だったのに対して、目の下チークは骨格が変わって見えるというか、初めて見たときは不思議でした。
ですが、それだけインパクトが強い、ということなのだと思います。
この目の下チークはもともとはメイクアップアーティストのイガリシノブさんのメイク法。彼女のメイクのトレードマークのようなものです。
イガリさんのメイク、年々変わっていますが、あまり作りこまない感じがオシャレで、センシャルにもボーイッシュにも、その人の個性が引き出されているのが素敵だなと思います。
イガリメイク、人気ですよね。その真髄を分析してみたいと思います。
イガリメイクを分析! 肌、チーク、5つのポイント
ハイライトでつや肌
イガリさんのメイクの肌作りは自然で、あまり作りこんでいないようにみえますが、メイクの前後を見ると肌感の変化が大きいことがわかります。ファンデーションを駆使するのではなく、コントロールカラーやハイライトを効果的に使って、骨格から立体感あるように見せています。結果的にくすみを飛ばし透明感が出る、若々しいベースメイクになっています。
目の下チーク
イガリメイクといえば目の下チーク。リキッドチークとプレストチークを二重にして肌なじみをよくしているのが特徴です。目の下チークはやり方さえ間違わなければとても自然でかわいくみえるものです。あまり濃いと酔っ払いと言われてしまいますが、イメージは白人の子供の赤ら顔という感じで、薄く少し広めに塗ると、上気したようなピュアな仕上がりになります。アイメイクも変えて、まつ毛を盛らないメイクのほうが目の下チークと相性がよくきまります。
赤で目を囲んで潤み目
イガリメイクでよく使われるのが、赤やピンクといった血色感のある色。アイカラーも赤みのある色で色味を統一させます。特に多いのが、赤みのあるブラウンやベージュで目をぐるっと囲む、囲み目メイクです。濃い色ではなく薄い色のワンカラーで囲み、淡い影を作り、潤んだようなニュアンスのある目もとが完成します。
手を使う
アイラインや眉以外は、基本的には手を使ってなじませて行くのがイガリ流。ベースメイクやチーク、口紅など手の温度で質感をあげ、肌になじませます。こうすることで赤みのある色をのせても浮いたり、不自然になることがありません。手を使ってメイクすると、チークなど不必要なほど色がつきすぎるのも防げます。
リップは重ねてジュワッと
色は何色か重ねて使います。唇も口紅とグロスを用いてジュワッと内側からにじみでるような赤みを出します。そのためにはリップクリームで下地を整え、コンシーラーで自分の色味も消しておきます。口紅を手でポンポンと塗ったら、中央にグロスを。口紅×白肌で他はやりすぎないのがポイントです。目の下チークか印象的な赤リップか、どちらかを主役にすると洗練されたメイクができあがります。
イガリメイクが可愛く見える理由は色味の組み合わせ。濃いブラウンやブルーなど、余分な色は排除し、トーンを揃えています。色が一色だとのっぺりとして派手に浮いてしまうところ、なじみの良い色同士を組み合わせて、自然に立体感を出しています。
《メイクシリーズ》