こんにちは。ビューティーライターのマキです。
毎日使う化粧水、どんなふうにつけていますか。
実はスキンケア化粧品の使い方ってその人のクセがあるものなのですよ。
中でも最も個人差があるのか化粧水の付け方かもしれないと思います。
化粧水の付け方、正しいのは?
化粧品の使い方をプロに教えてもらう機会ってそうそうないですよね。
百貨店の美容カウンターでタッチアップするときでさえ、自分でつけてみることはないはず。BAさんに塗ってもらって、そういう時はほとんどの場合、主役はファンデーションの塗り方やアイメイクの色味をみるだけだったりします。
なので、朝晩のスキンケアでは、ぱしゃぱしゃ浴びるようにつける人もいれば、コットンでパッティングを欠かさない人、ぱぱっとつけて終わりの人、肌をたたいたりこすったりして化粧水をつける人…
誰しも無意識のうちに刷り込まれた習慣というものがあります。
女性同士のお泊まり会や入浴施設などで、他の人がどのように化粧水をつけているかちょっと見てみても良いかもしれません。
意外と年代によっても違うものです。
ここに挙げた化粧水の付け方の例は、もちろん効果的な使い方ではないのです。
コットンパッティングや肌の摩擦は、毎日のこととなると肌の負担になります。
肌の負担になるというのは、肌が乾燥しやすくなったり、シミや炎症が出やすくなったりするということです。
こんな付け方はNG!な化粧水の付け方
化粧水の効果を感じられない、肌の負担になる化粧水の付け方は以下のようなものです。
・目尻、小鼻など細かい所に化粧水が塗れていない
目尻の小じわ、小鼻の赤み、ほうれい線・・など、乾燥がもとでエイジングが出やすい場所でもあります。気になる箇所は化粧水からケアすることが大事です。
・叩くようにつける
肌を鍛えると強くなると思っている人がいます。少しぐらいは大丈夫ですが、日々のケアで叩くの習慣というのはダメです。肌の負担になり、シミや炎症、たるみなどのもとになってしまいます。
・毎日欠かさずコットンパッティング
コットンパッティングも肌の負担になるとされています。逆に乾燥しやすくなる原因とも言われます。手で優しくつけるのが基本です。
・化粧水の量が極端に少ない
化粧水の量を正しく使えていますか。量が少なくても多くても化粧水の効果が感じられません。肌が乾燥するという時は化粧水の量を少し多めにしてみてください。
・化粧水を肌と馴染ませていない
化粧水をパパッとつけてすぐに次のケアを始めていませんか。
忙しい時はそういうケアになりがちですが、これでは化粧水がもったいない。化粧水が肌に馴染むまで少しの間ハンドプレスしましょう。
こんな付け方をしているのなら、あまり化粧水の効果が得られていない可能性があります。
肌が喜ぶ化粧水の付け方
一般的な保湿の化粧水は製品によってあまり使い方の差はなく、一般的な化粧水の場合は“浸透”をイメージさせながらつけていくのがポイントです。
1、 手のひらに適量をとる
2、 両手を合わせて、両手のひらでほおを優しく覆う
3、 手を離して片手は額に、もう片方は顎を中心に顔の下半分に覆うように当てる
4、 小鼻やまぶた目の際などつけきらなかったパーツも丁寧につける
2、3では「1、2、3」と数カウントしながら、押し込まずにつけていきます。
乾燥しやすい頰から化粧水を塗るのがポイントです。
またハンドプレスするだけで、手の温度で化粧水が肌と馴染みやすくなります。
化粧水が馴染んだらすぐに次のケアを
化粧水をつけるべきタイミングは洗顔後すぐです。
タオルで顔を吹いたら、間髪おかずに化粧水を付けられると一番いいです。
例えばお風呂上がりにスキンケアするまで時間が空き、肌が一旦乾燥してしまうと、
なかなかその乾燥を潤すのが難しくなります。
なので、お風呂上がりもできれば2〜3分以内に化粧水を付けられるとベターです。
肌の乾燥防止に脱衣所で温泉水のミストやオールインワンタイプの導入美容液などを付ける方法もあります。
そして、化粧水は水分が多いので化粧水を付けたあと、それで終わりでは肌は一気に乾燥してしまいます。
化粧水を肌に馴染ませたら、一連の動作としてミルクや美容液を付けます。
この段階まで一通りセットの作業です。
もしこのあとクリームやアイクリームをつけようというなら、このあとは少し時間があいても大丈夫です。
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今は化粧品の品質が向上して、化粧水はどのような製品でも使い方のほうが大事とよく言われます。
どんなに高い製品でも使い方がいまいちだと効果が最大限にはならずもったいないことに。
化粧水の使い方を変えるだけで、肌の調子がぐっと変わってきます。
特に肌のドライ感には化粧水の付け方が結構重要ですよ。
《スキンケアの基本シリーズ》