生理中の眠気の対処法は?専門医の『熟睡法ベスト101』で最強の自分になれる!

眠る時間を削って、仕事をしたり、勉強したり…。

睡眠を犠牲にして、頑張ることを美徳だという風潮もあります。

ある調査では、日本人の平均の睡眠時間は7時間22分と世界最下位。特に日本人の睡眠の傾向では入眠時間が遅いという特徴があるようです。

しかし最新の研究では、熟睡不足によって身体的、また心理的なデメリットが明らかとなっています。

きちんと眠ることは、身体の機能を高め、免疫力の強化、ストレスからの回復、アンチエイジング、ダイエット、美肌、そして仕事のパフォーマンスにも多大なメリットがあります。

脳との関連も深く、感情のコントロールにも睡眠の質は影響してきます。

もし毎晩のようによく眠れていないとしたら、あなたは「本当の自分」を知らないままなのかもしれません。

幸福度を左右する睡眠の質

ときには「寝るのがもったいない」という時もあるかもしれませんが、それが続くと確実に睡眠負債が溜まっていく生き方に。

睡眠時間のリカバリーは、日本人の人生への幸福度や満足度を変える指標になるのではと思います。

これまで見過ごされがちだった、このような睡眠不足の状態ですが、
今は“睡眠ファースト”という考えが提唱され始めています。

1日スケジュールに合わせて睡眠を削ったり、調整するのではなく、睡眠ありきで、熟睡するためにどのように生活すればいいかとう点から生活を組み立てていきます。

こうしたことが紹介されているのが、専門医の白濱龍太郎先生の著書『熟睡法ベスト101』。

最新の研究をもとにした熟睡法、睡眠にまつわる体内システムを知ることができます。睡眠の質を上げることで、「最強の自分」になれるかもしれません。

生理中の眠気はなぜ起こる?

睡眠というと、個人的に気になっていたのが、生理中の眠気です。

ある調査では、約半数の女性が生理前から生理中にかけて、普段より眠気を感じるという結果も出ています。

人によっては睡眠薬の服用時と同等レベルまで眠気を感じることもあるらしく、それでは仕事にも差し障りが出てしまいそうですね。

この点にも白濱先生は言及しており、生理中に眠気が発生しやすい理由として
・ 生理中は体温が通常よりも上がるため、眠気が発生しやすくなる
・ 自律神経の乱れから夜に寝付けなくなり、日中眠気に襲われることもある

といったことを上げておられます。(『熟睡法ベスト101』より)

具体的な対策としては、「普段と異なる眠気を感じたら、積極的に睡眠をとる」で良いそう。

そして、「ハーブティーやサプリメント、漢方、PMSの諸症状を緩和する低用量ピルを服用するといった方法」も◯。

自分のバイオリズムと睡眠の関連も掴んでおくといいですね。

睡眠時間をきちんと確保できるようにすることと、著書内にあるのですが、“睡眠ファースト”では体内のリズムに合わせて活動することで、睡眠の質を上げることができます。

睡眠は時間というより質の方が大事です!