世界一寿命が長い国である日本ですが、その分、健康情報も多く、健康にいいと謳われている商品もたくさんあります。
その甲斐あってか、若い人でも健康への意識が高いですよね。
日本人には当たり前のことでも、海外の人と比べると恐ろしく健康的というのも比較するとけっこうある気がします。
例えば、3食食べるとか、バランスの良い食事とは?とか、衛生的な調理法だったり、日々の料理のバリエーションだったり。
そうした健康への意識が染み付いていて、運動法や入浴法など、健康に良いことをなんとなく意識しながら生活しているような。
例えば、長生きしている人や健康なお年寄りを見て、「共通点はなんだろう?」と思うこともありますよね。
個人的には、「住環境」、「かかりつけ医が良い」、「適切な食事量」あたりが3大条件かなとも思いますが、例外も多くあります。
都会、一人暮らしで健康で長生きした親戚もいました。
さて、お医者さんの立場から見て、健康的に長生きできる人の特徴というのはあるのでしょうか。
今回は、最新の医療現場から送る書籍『最強の医師団が教える長生きできる方法』から、病気になっても生還できる、長生きする人の特徴をピックアップしてみました。
医師が考える「健康で長生きする人」の特徴3つ
1 よく笑う人
笑うだけで気が楽になるみたいなこともありますよね。
やはりユーモアがある人は長生きするようです。
「2016年に5万3,506人を対象に実施されたノルウェーの研究で、よく笑い、なおかつユーモアのセンスのある人の方が長生きする傾向にあることが明らかになりました。
しかも、これは男性よりも女性の方が顕著とのことで、同じ研究報告によると男性の場合は加齢とともにユーモア(明るさ)が低下する傾向にあるようです」(下村健寿先生)
2 犬を飼っている人
犬を飼うことは日々の幸せ度合いを高めてくれますが、ひいては長生きにも関係するそうです。
「2017年に発表された、340万人のスウェーデン人を12年間追跡した研究によると、単身世帯の人たちと比較して、犬を飼っている人は循環器疾患のリスクが低いという結果が出たそうです。
加えて犬を飼っていない人たちと比べて死亡率も低下することがわかりました。犬と見つめあうことで、幸せホルモンといわれるオキシトシンの分泌が増えるという報告もあります。
ペットと散歩するなど身体的な健康増進作用と相まって、心と体の健康を促し、長生きに結びついている可能性があると考えられます」(前島裕子先生)
確かに犬を飼う人は健康的なイメージがありますね。
3 豪快な人
病は気からということなのでしょうか。
先生の実感的にも、病気になっても前向きでおおらかな性格な方が、生還して長寿を享受する確率が高いそう。
「豪快で、それを重く受け止めない楽観的な方は病気に強い。それは間違いありません。一方で、神経質な方や朝から晩まで再発の心配ばかりしてしまう方は、病気に負けてしまうことが多いと感じます」(三澤健之先生)
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そのほか、『最強の医師団が教える長生きできる方法』では、体の柔軟性は健康寿命に関係ある?がんは必ず遺伝しますか?血糖値を下げるためには、どういう食事がいいですか?などについて、日本を代表する総勢10名の医師たちが、エビデンスと知見をもとに、一問一答形式で解説しています。
正しい健康法やダイエットが気になる方にぴったりな健康長寿の指南書となっています!
著者/坂本昌也、頴川晋、北原雅樹、齋田良知、繁田雅弘、下村健寿、炭山和毅、鳥海弥寿雄、前島裕子、三澤健之
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