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中国美女を表す言葉といえば、白い肌『雪肌』・『氷肌』、美しい眉『柳眉』、『蛾眉』、美しい細顔『柳顔』などと昔から言い表されています。
そのほか、美しい瞳と白い歯を『明眸皓歯(めいぼうこうし)』といったり、赤い唇から白い歯がこぼれる様子を「朱唇皓歯(しゅしんこうし)という表現も。
また、美しい女性を表した言葉で、『淡粧濃抹(たんしょうのうまつ)』というものもあり、これは薄い化粧も濃い化粧も両方ともそれぞれに趣があっていいという意味合い。
ファッションやインテリアをみても、中国のデザインは割とはっきりしていますよね。メイクにおいても口紅は断然「赤」ですし。
どちらかというと抜け感やナチュラルな雰囲気が好きな日本とはまた違った価値観がありそうです。
中国メイクの基本・チャイボーグとは?
SNSで身近になった中国女性のメイク法。
日本の女性には“強め”に映る中国女性はメイクでも同じよう。
完璧な作り込み方に日本ではチャイボーグという呼び方もされています。
チャイニーズとサイボーグをかけた造語ですね。
彼女たちを見ていると、「少し変わるくらいじゃ、意味がない!」と
言わんばかりの変わり様。
どんな人も美人になれる、まさに“変身メイク”の側面もありますよ。
まずはベースの作り方から見ていきましょう。
スキンケアから白肌づくり
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まずは古来の美人の証、白肌づくりからです。
ただの白塗りではなくて、やはりツヤ玉ができるような潤い感です。
なのでファンデーションの前に美容液やアンプルを念入りに伸ばします。
多めの量を肌に直接垂らして、見た目にもツヤツヤしているのがわかります。
肌が整ったら、ベースで調整。
ベースはほとんどの人が白地のトーンアップ系です。
ここで白肌のベースが出来上がります。
そのあとファンデーション を塗っていきます。
ファンデーションも明るめ。
とはいっても厚塗りというわけではなくて、
種類は多くても3ステップくらい。
リキッドだけで終わりという人も。
あまりファンデーションを重ねて塗ったり、
重ねて仕上げることはないようです。
最後に首やデコルテにも必ず伸ばします。
鼻や骨格も変えられる⁉︎
鼻筋をキリッとみせるためのメイク法は、
日本にもあります。
ナチュラルに多くの人がしている
白いカラーで鼻筋に光を集めるというもの。
あるいはコントゥアリングで鼻の両脇にダークカラーを伸ばしたりします。
中国メイクではもっと直接的!
鼻を付けちゃいます。
特殊メイクですね。
こちらのような製品を使って…
ワックスで鼻をちょい足し。
鼻筋に伸ばし、高さを与えます。
すっと鼻筋の通った“美人鼻”に!!
ビフォアーアフターをみると、
鼻だけでもこんなに印象が違うんだというのがわかります。
日本のメイクだと鼻をなんとかするメイクというのはあまりないですからね。
実際に市街にいる女性が鼻メイクをしているというのはあまり考えにくいですが、
SNSでの使用度は結構高いです。
![](https://i0.wp.com/cosme-mag.com/wp-content/uploads/2020/06/shanshan-xiao-lOYIt91FN8M-unsplash.jpg?resize=1024%2C715&ssl=1)
また、美人顔にはすっとした顔半分のフェイスラインも大切。
エラやぼってりとした二重顎のラインを消し去るテクニックも!
それはこちらのようなVシェイプテープ、
小顔テープと呼ばれるものを使って、
キュッと顔を小さく、リフトアップします。
テープを貼る前後もこれまた別人級の変化です。
アプリで小顔補正するくらい、キリッとした顔に。
テープ自体はとても薄く、上からメイクをすることで、目立たなくなるようです。
耳の下に付けて、顔を小さく、顎のラインをシャープにします。
そして忘れてならないのが目。
これは東アジア共通でアイプチです。
日本では液体で皮膜タイプで二重を形成することが多いかと思いますが、
中国の女性はテープの方が多いようです。
こういったメッシュテープで留め、その後プッシャーで形を固定させます。
自然な二重というよりも、
並行の大きめの二重を作るので、パワーのある方法が用いられています。
そしてアイプチと並んでアイメイクのベースとなるのが、
カラコン!
色素を薄くみせる、というより、
黒目がちにみせるのが目的で
カラコンも装着前と後では瞳の印象度が全然違いますね。
ちなみに、ほぼ全員が装着器具を使って入れたり、外したりしています。
その辺は衛生概念がしっかりしているのですね。
目を3倍に魅せるアイメイク
![](https://i0.wp.com/cosme-mag.com/wp-content/uploads/2020/06/janita-sumeiko-4MrvXrm81LA-unsplash-scaled.jpg?fit=1024%2C988&ssl=1)
デカ目メイクは中国でも健在。
アイプチとカラコンである程度大きくなっているのですが、
それにアイシャドウと付けまつ毛でさらに大きさを出していきます。
アイシャドウは赤やピンクなどの暖色よりも
奥行きを生むブラウンメイクが人気。
グラデーションや囲み目でとにかくぱっちりアイに仕上げていきます。
ダーク系のカラーは
ぱっちりとした付けまつ毛とも相性がよいからだとも思います。
アイメイクを際立たせる立役者が眉です。
中国メイクはスピーディなのも特徴ですが、
アイブロウも一瞬です。
使うのは眉スタンプ!
これ、私も中国の方のメイク動画を見て、
思わず使い始めました。
めちゃいいですよ。
パッと眉の形が作れて、あっという間に眉かきの大部分が終わります。
ふんわり太眉が簡単に出来上がるのが楽すぎて、手放せません。
スタンプしたら、眉マスカラなどで整えるだけ。
新型の方をぜひ買ってみてください。
中華メイクは赤リップで完結
中華メイクは赤系リップが欠かせません。
やはり赤が好きな国民性もありますが、
明るい色味を塗ると、パッと顔が華やぎますね。
口紅が派手なぶん、日本でいうところのチークレス。
シェーディングもなし。
ブラウンレッド、ピンクレッド、コーラルレッドなど
いろいろな赤がありますが、
コーラルレッドがダントツに人気がありますね。
誰でも似合う美人色です。
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新世代の中華メイクをお届けしました!
化粧品以外にもいろいろなグッズが使われているのがすごいですね。
パワフルでスピーディな中国美の作り方、参考になるところも大きいですね!