こんにちは、ビューティーライターのマキです。
年齢とともに肌や髪が変わってゆきますが、実際のところメイクやカラーリング+ヘアケアでカバーできる部分が大きいですよね。それよりももっと全体的な視点で見て、年齢を映し出すのは体の姿勢です。
お年寄りになると前かがみになり杖をついて歩きますが、ある日突然、そのようになるわけではなく、少しずつ年齢を重ねながらそのようになっていきますよね。
洋服を着ているとあまりわからないのですが、ヨガやジムのスタジオではよく後ろ姿で年齢がわかるというときがあります。要は薄着になる時ですね。
普通の状態で横から鏡を見て、「背筋が伸びていないな」と感じたら、ぐっと背をのばしてみましょう。この時正しい位置に背筋を戻すことができれば、まだ筋肉が固まってない証拠。
筋肉が楽な姿勢で“形状記憶”されてしまうと、ぐっと伸ばしたつもりでも、鏡に映った姿は、「全然伸びない…?」となっていきます。
年齢が出やすい身体のパーツ
年齢が出るのは背筋のほかにもいろいろあります。加齢とともに年齢が出やすい身体のパーツを見ていきましょう。
1、肩が内巻きに
猫背に見えてしまう第一の原因は、肩が内側に入ってくる内巻き肩です。背筋を伸ばすようにしてもピンとして見えないのは、この内巻き肩になっているからです。スマホやデスクワークが多い現代人は特に内巻き肩の人が増えているといいます。肩甲骨が内巻きになるので、横から見ると猫背にみえたり屈んでいるように見えます。横からみて肩が内側に入っている人は、肩甲骨を背中で合わせるようなエクササイズを取り入れましょう。
2、腹筋が弱まる
毎日、腹筋運動する人以外、普段の生活で腹筋を意識することはほとんどないのではないでしょうか。そのため腹筋は加齢とともに衰えやすく、ぽっこりお腹や全体的な立ち姿にも影響します。腹筋は意識的に鍛えたほうがよい筋肉の1つです。腹筋をキープすることで上半身が正しい位置に置かれ、立ち姿がきれいに見えます。イスに座っていても腹筋を意識して、上半身を上に持ち上げるような感覚を維持しましょう。腹筋が引き締まり、姿勢よく見えます。
3、体が硬くなる
運動不足の人は特に体が硬くなっていますし、運動をしている人でも1ヶ月、2ヶ月というブランクがあるとすぐに体が硬くなるのを感じるでしょう。
体を伸ばす習慣がないと年齢とともに体が硬くなり、可動域が狭まっていきます。体が硬くなると体の巡りが悪くなり、太りやすくなったり、むくみや冷えが出る場合もあります。
特に気をつけたいのが、脚の筋肉の硬さです。足の筋肉を伸ばさずにいると疲れやむくみ、太さの原因になります。お風呂をあがったあとに軽くストレッチ、週末は体全身を伸ばすなどして、身体の筋肉のケアをしてあげましょう。
4、外側重心になって足が張る
筋肉を意識せずに普通に生活しているとどんどん外側重心になっていきます。ヒールのすり減り方をチェックしみてください。外側のヒールがすり減っていませんか?
外側重心になると太ももやふくらはぎの外側の筋肉が余計に使われ、足が太くO脚のように見えてしまいます。これは内側の筋肉が弱ってきている証拠でもあります。ももの内側の筋肉は意識しないとあまり使われないため、年齢とともに筋肉が弱り、その分、重心が外側に持っていかれやすいのです。
椅子に座っているときも足をピタッと閉じて、ももの内側の筋肉を鍛えましょう。
5、酷使している部分の筋肉がこる
体の硬さとは違って酷使する部分は筋肉にコリが出てきます。自分でも気づかないうちに、肩や腰がガチガチになっている人もいます。この筋肉のコリをほおっておくと、肩こりや腰痛の引き金になってしまうので、こまめにストレッチやマッサージで緩めていきましょう。またコリは体の巡りを遮るものなので、肩こりがひどいと顔の色艶が悪くなり、くすんでしまうというマイナス面もあります。
若くても生活環境や運動習慣により、このような体の変化が見られるものです。デスクワークが多い人やストレスが多くて体の筋肉が硬直しやすい人は、年齢とともに体をいたわる時間を増やせるといいですね。
《ボディメイクシリーズ》