こんにちは!ビューティーライターのマキです。
ネイルは女性が好きなおしゃれの一つですが、ネイルのあのつ〜んとした匂いがどうしても嫌という人、結構いるんじゃないでしょうか。
あとネイルは乾くまでの時間が長い。その間何もできないですし、乾いても匂いがきついですよね。
乾いてしまえば、ゴシゴシしないと落ちないのはいいのですが。
今は簡単に匂いのしないネイルが落とせるネイルが少しずつ増えています。
用途によってしっかりネイルかマイルドなネイルか、選べばいいと思いますよ。
ホタテの貝殻から生まれた顔料
先日、ナチュラルローソンで見つけたのがこの「胡粉ネイル」。
胡粉ネイルは初期の頃から、何本か使っていましたが、
新しいものはいくつか改善点が見られましたので、特徴と合わせて、まとめていきたいと思います。
胡粉って聞いたことありますか。
胡粉とは、ホタテ貝殻の微粉末から作られる顔料で、日本画で使われる白い絵具です。日本の古くからの絵の具ですね。今でも日本人形(お雛様など)や能面・神社仏閣の壁画や天井画などにも用いられています。
京都生まれの胡粉ネイルとは?
胡粉ネイルは京都の上羽絵惣が開発したものです。上羽絵惣は創業260余年というから驚きですね。
日本画用絵具専門店として白狐印の胡粉、泥絵具、棒絵具などを扱う日本最古の絵具屋だそうです。
長年色を扱う中で、日本の女性を美しく魅せる胡粉を使用したネイルを開発したところ、これがスマッシュヒット。
2010年12月から胡粉ネイル専門のネイル通販を始め、今や東京だけでなく日本全国、百貨店からナチュラルローソンなど様々なお店で取り扱いがあります。
絵の具メーカーだけあって、日本らしい和色が揃うのが特徴ですが、一般的なマニキュアと違って、あのツンとした刺激臭がなく、 水溶性で通気性に優れているので、爪への負担が少ないものとなっています。
普通のものだと除光液も匂いがしますが、これは除光液の代わりに除菌に使う消毒用アルコールで落とすことができます。
この胡粉を用いたリップグロスや胡粉石鹸などもあり、胡粉は京都ならではの歴史ある天然素材ともいえます。
クリアピンクの水桃を新調しました
新調したのは、クリアピンクの水桃というカラーです。
一番ベーシックで人気のカラーです。
初期からあった色です。
爪の血色が良く見えるという感じのさりげないカラーでちょっと青みがかったピンクのように見える時もあります。
胡粉ネイルは色とりどりで迷ってしまうのですが、カラーがはっきりのるタイプのカラーもありますし、最近はキラキラなラメっぽいネイルもあります。
実際につけてみると…。
人差し指はクリアの白光の上に一度塗り、(中指は失敗)、
薬指は下地なし三度塗り、小指は下地なし二度塗りという感じです。
人差し指が一番おすすめかな。取れやすいので、水桃の上にクリアを重ねた時もありましたが、色があまり綺麗にならないかな…という印象でした。
以前も使っていたクリアの胡粉ネイルですが、お湯につけるとつるっと剥がれるような仕様になっていました。これは結構楽ですね。
落とすのが面倒なので、あまりネイルが欠けてもわからない色を選ぶことが多かったのですが、これならすぐに落とすことが可能。
三度塗りくらいした方が綺麗に剥がせる気がします。
あとは、筆先が幅広になっていて、ワンストロークで爪が塗れるようになっている点。地味に嬉しい点でした。この方が爪が綺麗に塗れるんですね。
こんな時に使いたい!メリ&デメ
胡粉ネイルは他のネイルとは違うので用途を絞って使うといいと思います。
気分やタイミングという意味ではこのような方(時)に合っています。
【メリット】
・ネイルの匂いが苦手
・時間がないけど、軽くネイルしたい!
・家族や他の人がいる場所でネイルする場合
・1日だけ派手な色をつけたい
・ジェルネイルを普段していて爪の休止期間中だ
・爪が弱くて一般的なネイルができない
(クリア系のカラーの場合は)
・ナチュラルなイメージにしたい
・清潔感と上品さを出したい
・磨きたくはないが、ネイルにツヤを出したい
このような点はメリットとなりますね。
また反対にデメリットは以下のような点になります。
【デメリット】
・剥がれやすい
ラッカーとは違って持ちはよくありません。下地を塗ってから塗る、手仕事の時は手袋をする、夜寝る前、出かける朝にケアするといったことも大事。入浴の時に気をつければ持ちはぐんとよくなります。
私の場合は、胡粉ネイルのぺディキュアはとても長く持っていて、2週間くらいはそのままです。お風呂に長く使っても大丈夫。やはり手は髪を洗ったりもしますし、落ちやすいといえます。
・色がラッカーとは違うかも
これまで普通のネイルをしてきた人は色のつき方や発色で、違いを感じるかもしれません。とはいっても和の色は肌に馴染みやすいものが多いので、自分に手に生える色を探してみては。
・ネイルアートは…?
落ちやすいので、ネイルアートなど手が込んだものは向いていないといえます。せっかく柄を描いても1日も持たなかったら、心のダメージが大きいですよね。
・お値段はどうなのか
通販サイトで見ると一本1300円です。もちろん高くない価格ですが、マニキュア自体が100円や300円で買えるものもあり、ハイブランドで3000円くらい。ネイルとしては高いと捉える人もいるでしょう。
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ネイルはマニキュアだけでなく色々な種類が出てきました。
ジェルネイルも自宅でできるようになりましたし、
胡粉ネイルのように簡単に剥がせるネイルもたくさんあります。
旅行の時は落ちないジェルにして、ケアしたい時はトリートメントネイルにしても良いでしょうし、使い分け次第で楽しめますね。
《ナチュラルシリーズ》