環境意識の高まりで一般に広がりつつあるオーガニックコットン。
近年は、マイクロプラスティックの問題で、
洋服と環境問題がより一層密接に関わり合っていることが知られるようになってきました。
マイクロプラスティックの問題というのは、ポリエステルなど化学繊維からお洗濯のときに微細な繊維が出て、それが下水処理を潜り抜け、海洋に放出されているという問題です。
実はコットンからも洗濯時にマイクロファイバーが出るのですが、綿は生分解性が250日後に75%と高く、レーヨンは60%、ポリエステル&コットンだと40%ですが、ポリエステルは4%となっています。
ポリエステルだとほぼ分解されず、残ってしまうことがわかります。
こうしたマイクロプラスティックが海の生物や飲料水に影響してしまうのが怖いところ。
ちなみに、今懸念されているのが、コロナごみ。
なんだと思いますか?
そう、不織布のマスクです。
世界中で大量に消費されているので、これが海のごみにならないことを祈るばかり。
不織布のマスクが完全に分解されるのには、なんと450年もかかるそうです。
プリスティン2020 Autumn&Winter コレクション
日本ではオーガニックコットンといえばプリスティン。
オーガニックコットンの黎明期に誕生したブランドです。
オーガニックコットンを選ぶ理由はたくさんありますが、
その一つが上記のような環境の問題です。
プリスティンといえば、ナチュラルカラーのインナーや下着というイメージの方も多いでしょうが、
今季の新作にはトレンチコートやファーコートも登場!
ここ数年、ベージュやアイボリー、白などを使ったナチュラルシックなワントーンコーデが
トレンドの一つの潮流ですが、
そのようなトレンドともマッチする
プリスティンの2020 Autumn&Winter コレクション。
素材のやさしい雰囲気といい、洗練されたデザインといい、とても素敵だったので、いくつかご紹介していきたいと思います。
エコ×ファッション!素材にフォーカスしたエシカルアウター
PRISTINE 2020AWは、
『 Respect the Nature, Love People 』「天を敬い、人を愛する」がテーマ。
注目したいのはオーガニックコットンのコートやエコファーなどのアウターです。
1、「トレンチ」シリーズ
プリスティンのはじめてトレンチコート。
一つ目は、光沢のある高密生地のトレンチコートです。
裾に向かって花が広がるスカラップ刺繍を施していて、凝った作りになっています。
もう一つはヤクの混紡糸を高密度に織り上げたギャバジンを使ったコート。
ライトグレーの定番トレンチコートです。
こちらはぐっと洗練された印象。
汚れやすい襟の部分だけを選択できるようになっています。
2、海にもやさしい、「エコファー」
海の環境汚染で指摘されているのがフリースです。
その代わりになるのがエコファー。
こちらはシルクリッチボアコート。
大人可愛いコーデにも合いそうですね。
こちらはオーガニックコットンとウールやアルパカの毛を使用した「リアルフリース」。
しっとりした肌触りのボアであたたかさも抜群。
海にも自分にもやさしいエコファーアイテムに注目!
3、「リコットンデニム」デビュー
昨シーズンよりスタートした「リコットンプロジェクト」の新素材として、
リコットンデニムを開発。
なかなかないキナリのデニム。
裾にフリンジがあしらわれているのが可愛いです。
デニムでも柔らかい印象にしてくれます。12月上旬の展開予定。
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9月から12月にかけて順次発売になります。
オーガニックコットンは長く着ることができるのもメリットの一つ。
お気に入りのものがあったら、HPをチェックしてみてくださいね。