医師が太鼓判を押す新潟のスーパー健康食「のっぺ」とは?つくり置きレシピとのっぺグラタンのつくり方

健康食材の根菜、新潟は根菜の消費量が全国1位です。その根菜を使った料理といえば、“のっぺ”。

「のっぺは、体に必要な食材がたっぷり入ったスーパー健康料理です」と話すのは医師の五十嵐祐子先生。

今回は、『医師がすすめる新潟式食事術』から、上越地域医療センター病院・栄養士長の水沢麻奈美さんと共同開発した「つくり置きのっぺ」と、のっぺをアレンジした「のっぺグラタン」をご紹介します。

新潟式おすすめつくり置き「のっぺの素」

材料(5パック分)
サトイモ・・・中5〜6個(200g)
ニンジン・・・中1本(100g)
レンコン・・・100g
タケノコ (水煮) ・・・ 1/2パック(100g)
かまぼこ・・・4cm(50g)
鶏ささみ肉・・・100g
しいたけ・・・中4個(50g)
まいたけ・・・1/2パック(50g)
干し貝柱・・・5〜10個
だし汁・・・500ml
酒・・・大さじ2

つくり方
1 食材はすべて、ひと口大で同じような大きさに切る。
サトイモは皮をむき塩もみをし、ぬめりを取っておく。干し貝柱は、酒に30分漬ける。

2 だしとほぐした干し貝柱を酒ごと入れて、ひと煮立ちさせておく(耐熱容器に入れてレン ジで1分加熱でもOK)。

3 サトイモ、ニンジン、レンコン、タケノコをやわらかくなるまでゆでる。

4 ささみ肉もしっかり中まで火が通るまでゆでる。

5 3、4としいたけ、まいたけ、かまぼこをフリーザーバッグ 5枚に均等に入れ、2も均等に分けて入れる。

6口を開けて、粗熱をとる。

7 中の空気を抜きながら口を密閉し、冷凍庫で凍らせる。

POINT 冷凍庫で保存したのっぺの素は、2~3週間ぐらいもちます。ただし、一度解凍したものは、再冷凍せずに、すぐに食べきりましょう。

のっぺの素を使って10分でできる
毎日の整腸食!お手軽のっぺ

週末につくり置きしておけば、忙しい日でも、のっぺで簡単に腸活できます。

材料 2人分
のっぺの素・・・1パック
めんつゆ(3倍濃縮) ・・・大さじ1

つくり方
1 食べる前日に、のっぺの素1パックを冷蔵庫に入れる(当日であれば、パックごと流水で解凍できます)。

2 鍋にのっぺの素を入れ、めんつゆを入れる。

3 ひと煮立ちしたらできあがり。

新感覚の洋風のっぺ
クリーミーのっぺグラタン


材料2人分
のっぺの素・・・1パック
玉ネギ・・・中1/4個(約30g)
バター・・・5g
塩コショウ・・・適宜
小麦粉・・・大さじ1/2
シチューミックス・・・10g
牛乳・・・50ml
みそ・・・小さじ1/2
ピザ用チーズ・・・20g
パン粉、粉チーズ、パセリ・・・適宜

つくり方
1 フライパンにバターを入れ、スライスした玉ネギを焦がさないように、しんなりするまで炒める。塩コショウして、小麦粉をまぶしてダマにならないようによくかき混ぜながら炒める。

2 玉ネギ全体に小麦粉がなじんだら、弱火で牛乳を少しずつ加え、ダマにならないようによく混ぜる。

3 2に火が通ったら、解凍したのっぺの素、シチューミックス、みそを加え、さらに弱火でトロミがつくまで加熱する。

4 耐熱皿に3を入れ、ピザ用チーズ、パン粉、粉チーズをのせ、200℃に設定したオーブントースターで5分程焼く。刻んだパセリを振りかける。

  
❉ 

さまざまな根菜を“ミックス食べ”できるのっぺ。

これなら1日30品目も簡単ですね。

「健康のために、日々の食事で意識的に根菜を使った料理を食べるようにしてほしい」と五十嵐先生は話します。

ぜひ、つくり置きして有効に活用しましょう。

  

参考書籍医師がすすめる新潟式食事術 長生きの秘けつがここにありました。』(アスコム)