短期間で増えた体重は、すぐに戻せばOK。
問題は長きわたってついてしまった余分な脂肪です。
自分自身の一部になってしまったものは、自分の何かを変えないと落ちないのです。
世の中にはいろいろなダイエットメソッドがありますが、
数週間続けるだけで1年も2年も痩せていられるというものはありません。
要するに、続けることが大切になってくるのですが、そこがかなり高いハードルになってしまいます。
実は私もここ数年、増えてしまった体重がなかなか減らず、いろいろ取り組んでみたのです。
ところが最初のうちはあまりよい結果はえられませんでした。
しかし、いろいろ取り組むうちに見えてきたものもありました。
コツがわかってくると、そこから少しずつ体重が減り始め、1年半〜2年くらいで、マイナス7キロを達成!
そこまで大きく見た目の変化があるわけではないですが、
気分的には上々です。
最近よくどうやって痩せたのかを聞かれます。
個人的なおすすめは“スローダイエット”。
究極的にはダイエットしないダイエットです。
ダイエットは続かないものですが、続けないと意味がないので、
できるだけ“ダイエットしていない”意識でいるのが大切なのです。
今回は、スローダイエットをする上で私が特に大切だなと思ったポイントを3つにまとめていきます。
ゆっくりヤセを叶える3つのこと
1、闇雲なダイエットなNG 様々な数字を指標に
ダイエットをするとき、体重だけを指標にしていませんか。
体重だけでなく、体脂肪、筋肉量、ウエストやへそまわりのサイズなども定期的に図るといいです。
体重が減っても筋肉量が多く減っていたら、どうなんでしょうか。
食事が増えたときにあっという間にリバウンドしてしまいますよね。
もしそういう結果が出た場合には、すぐに軽い筋トレを日課にするといった対策も取れます。
「痩せたい」という気持ちが高まって、ジムで闇雲に運動しても、ダイエットにはつながらないことが多いと思うのです。
もちろん、運動は体にも心にもいいのですが、ジムに1度行ったからといって、前の日の食べ過ぎたカロリーを帳消しにできるわけではないということ。
運動習慣がない人には簡単で短時間でできるものや身体的な負担が少ないものから。
運動は基本的にはストレス発散やボディメイクのカテゴリーです。
また同じように食事を少なくしすぎるのもダメです。
それこそ反動がきますし、思ったよりも体重が減りません。
2、血流をよくする
テキパキを動けば痩せる、とよくいわれますが、
実感的に、家事や掃除を1日中頑張ってもダイエットになりませんよね。
同じように体力を使う仕事もあまり痩せないと思います。
これは個人差がありますが、体に力が入って強張っているから。
体は緩ませることが大事です。
疲れや冷えを取ったり、栄養を体の隅々に行き渡らせるために、
意識したいのが「血流」。
運動は「脂肪を燃焼しよう」というのではなく、体の巡りを高めるのが目的となれば、
ちょっとした時間にもできる運動に変わります。
おすすめは、ふくらはぎや膝裏のストレッチ、肩甲骨を回したりすること。
デスクワークの後に腰を伸ばしたり、背筋の伸びをするのもいいです。
朝や夜寝る前などいつでもどこでも、伸ばしてみて気持ちいいところや痛いところがあったら、ストレッチします。
ストレッチをすることで体が緩み、血流がよくなります。
血流が高まるとダイエットがスムーズに進みますよ。
3、ストレス対策で食欲をコントロール
ないようであるのがストレス。
自覚するほど強いストレスがなくても、普通に生きていれば些細なストレスは終始あるものだと思ったほうがいいです。
逆にストレスを自覚しにくいから、ついてしまった脂肪がいつまでもついたままなのかも。
いつも思うのですが、人はちょっとしたストレスを自然に発散しているものです。
発散の方法は人によって違いますが、人に当たったり、モノに当たったり。
何かに長時間、集中したり、ついついスーパーで買い物し過ぎたり・・・。
お酒やゲーム、不要な洋服を買うことなどもあります。
よくいませんか?
また定期的に運動することで上手くガス抜きできている人もいるでしょう。
そして、太りやすい人は大抵“食”で晴らしている人が多いです。
やけ食いとはいっても、ジャンクフードを並べて一気に食べるといったわかりやすいものではないです。
最後の一口が多くなる、いつもより早食いになる、といったあまりいつもと変わらない習慣の中に溶け込んでいます。
このプチストレスが1ヶ月続くと1キロは確実に太ります。
知らず知らずに食で鬱憤を晴らしている人も、趣味や旅行、買い物、休息など自分なりの意識的なストレス発散の方法はあるはず。
それらの方法で見えないストレスにどう対策をしていくか、が意外と大事なのです。
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ゆっくり痩せることにはメリットがいくつもあります。
まず我慢がいらないので、辛くない!
そしてリバウンドしない!
短期間でダイエットすると、中にはやつれた感じが出てしまうこともありますが、
ゆっくり体重を落とすことで、これも回避できます。
「あと3キロ落としたい」、「あと10キロ落としたい」
「体が重いから運動したい」など
多かれ少なかれ、ダイエットに関して何かしらの目標を持っていることでしょう。
その目標が達成されずに、5年、10年と過ぎている人は、
おそらくダイエットに多くの時間をさくということが難しいのだと思います。
そういう方にこそ、スローダイエットをおすすめしたいです。