こんにちは、ビューティーライターのマキです。
皆さん、前屈できますか?
前屈というのはまっすぐに立った状態で腰から体を曲げ、前屈みになって足先に指先をつける姿勢のことです。
体が硬い人だと、脛ぐらいまでにしか指先が到達しないんですよね…。
体の柔らかさの指標のようなものです。
私も結構、ひざ下、特にふくらはぎが硬いタイプなので、前屈すると「イタタタタ…」となっていました。
体が硬いと良いことなし⁉︎
学生時代が終わると、前屈する機会ってほとんどありませんが、
体が硬くなるとどんどん硬くなり、美容にも健康にも良いことがありません。
体の代謝が悪くなったり、疲れやコリを蓄積してしまいやすくなります。
足に老廃物がたまることで、足が太くなったり、全体的にも太ったり。
スタイルキープするのも筋肉なので、体の柔らかさが女性らしいボディラインの維持にもつながります。
運動不足の方は、まず体をほぐすことから始めるとよいでしょう。
なかなか伸びない膝
先程言った通り、ひざ下が硬くて、前屈の得意ではありませんでした。
有名なインストラクターの方に、骨格の性質上、前屈が苦手な人もいるというふうに言われたこともあって、半ば諦めていました。
ヨガも通っていましたが、ひざ下が硬いせいでポーズに限界があったんです。
あるときベリーダンスも習っていましたが、体が硬いというところで、パフォーマンスがストップ…したような記憶があります。
自覚していたので、家でストレッチをしたり、前屈をしていましたが、少しは進歩したものの、それほど大きな成果は得られませんでした。
手の付け根から指先までがべったり
何をしても変わらないと思われたひざ下ですが、
今は手の付け根から指先までがべったりとつくようになりました!
自分でもびっくり。
何年かかけて、自分なりの方法を編み出し、
あとは毎日伸ばすのみです。
すると少しずつ体がゆるまり、もう少しで手のひらもつきそう…⁉︎
よく考えると、子供の時以来、自分の人生でこんなに前屈ができたことってなかったのです。
大抵、前屈すらしないと思いますが。
ですが、前屈できるようになりたいという人は結構いるはず。
ダンスなどで柔軟性が必要で、できるようになりたいという人もいると思いますが、それだけでなく普通に生活している分でも怪我の予防や腰痛や肩こりなど慢性的な体の悩みの予防策になります。
前屈ができるようになるポイント
前屈ができるようになるために、いくつかのポイントがあると思うのでそれをまとめていきたいと思います。
最初に前屈をしてみて自分がどのくらいまでいけるかチェックしておきましょう。
その後、以下のポイントを一通りやってみて、再度前屈にチャレンジ。きっと3〜4cmは前に伸びているはずです。
ぜひやってみてほしいのですが、ご自身でされる際は体の調子を見ながら行ってくださいね。
簡単ですので、丁寧にしても5〜10分で終わります。
Point1 足を全体的に緩めていく
最初に足全体、特に伸ばす裏側を重点的にポンポンと叩いたり、押したり、さすったりして、足の準備体操をしましょう。
かかとからふくらはぎの裏を通ってお尻の下あたりまで、刺激を与え、伸ばしやすくしていきます。
ひざの裏側が硬い、太ももの筋肉が硬いなど、自覚のある部分は丁寧に行ってきます。
Point2 足首を伸ばす
前屈をすると膝裏やふくらはぎなどに痛みが出ますが、前屈をする際に大切なのは、一つのパーツだけではなく、足の筋肉を全体的に伸ばすこと。
特にアキレス腱のあたりをほぐすことが重要です。
両足を揃えたまま、両膝をつけて腰を下ろすとアキレス腱が伸びます。
次に、足を前後に開いた姿勢でアキレス腱を伸ばします。
膝の角度を調整して、アキレス腱伸ばし、ふくらはぎまで負荷をかけます。できればぐっと膝を伸ばして、ふくらはぎの伸びを感じましょう。
Point3 腰のコリをとる
あまり関係がなさそうで意外と重要なのは腰。腰痛がなくても腰が凝っている人は多いので、腰回りを揉んでほぐしていきましょう。
前屈をするときに腰の柔軟性がとても重要です。
ウエストを両手でつかむようにして、腰回りの筋肉をほぐしてきます。親指で背骨付近を押すようにしてほぐし、やわらかくします。
腰のコリがほぐれると、上半身が前傾する角度が違ってきます。
日頃デスクワークをしている人や立ちっぱなしの人も、筋肉が硬くなっている可能性がありますので、腰痛予防のためにも腰のコリはほぐすようにしましょう。
Point4 股関節を動かす
上半身と下半身つなぐ鼠蹊部は、柔軟性に欠かせないパーツ。
足の付け根を緩めるために、片足を前に出したら、かかとを床につけて足の付け根から左右にトントンと倒します。
往復で5回、回したら、反対の足もトントンと左右に倒し、股関節を緩めます。
この時、足首を回すのではなく股関節を回すようにすること。お尻や骨盤は動かさないようにして、鼠蹊部のみ動かします。
これで前屈の準備体操は終わりました。
ここでもう一度、前屈をやってみましょう!
いかがでしたか?
少しは前に倒れることができたのではないでしょうか。
最後にもう一点、あります。
Point5 むくみを取り、筋肉を柔らかくして
前屈をするために毎日のケアとして取り入れたいのが、ふくらはぎを柔らかくするケア。
ふくらはぎは疲れや冷えで老廃物がたまりやすい場所。
夕方にパンパンになりやすい人や、もともと固太りで足が固い人は、
ひざ下のマッサージをして、柔らかい状態を保つようにしましょう。
筋肉を伸ばしたり、柔軟性を高めるには、老廃物を流し、すっきりしている状態のほうが良いです。
体がやらかくなると、むくみや老廃物がたまりにくくなり、ストレッチとマッサージが相乗的に効果を発揮して美脚をキープできるようになります。
《フィットネスシリーズ》