
夏の足元といえば、サンダルがお決まりですが、カプリパンツの足元にはキトゥンヒールがお約束のように、この夏のミニワンピにはブーツがトレンドになっています。
海外のランウェイやストリート、SNSでブーツを取り入れた夏コーデが急増中。デュア・リパやアン・ハサウェイ、オリヴィア・ロドリゴなどのセレブや海外インフルエンサーが夏でもブーツを取り入れたコーディネートを披露し、SNSでも “夏でもブーツ”が注目を集めています。
「暑いのに、なぜあえてブーツ?」――その理由を見ていきましょう。
① 夏服とのコントラストがおしゃれに見えるから
ブーツは意外性のおしゃれが演出できる最強アイテム。サマーブーツが支持される一番の理由は、軽やかな夏服とのコントラストにあります。
夏はTシャツやキャミソール、ワンピースなど軽いアイテムが中心になるため、コーディネート全体がシンプルになりがち。そこへブーツを合わせることで足元にほどよい重さが生まれ、全身のバランスがぐっと引き締まります。
例えば、白いミニワンピースにブラウンのウエスタンブーツを合わせたり、デニムショーツに黒のエンジニアブーツを合わせたりするだけで、海外ストリートらしい雰囲気に。サンダルでは出せない存在感があり、「頑張りすぎていないのにおしゃれ」に見えることから、多くのインフルエンサーが取り入れています。
② ボヘミアン&ウエスタンブームの影響
昨今のファッションを語るうえで欠かせないのが、ボヘミアンシック(ボーホーシック)やウエスタンスタイルの人気です。
レースやフリンジ、スエード、ヴィンテージ感のある素材を取り入れた自由なスタイルが世界的なトレンドとなっており、そのコーディネートに欠かせないアイテムがブーツです。
特に人気なのは、ホワイトのカウボーイブーツやブラウンスエードのウエスタンブーツ。リネンワンピースやクロシェ編みのトップスなど、ナチュラルな夏服とも相性が良く、季節感を損なわずにトレンド感を演出できます。
③ フェスカルチャーからブーツが夏を感じさせるアイテムに
サマーブーツ人気の背景には、海外の音楽フェス文化もあります。
もともと野外フェスでは実用的な理由もあり、長靴やブーツは欠かせない存在でした。
Coachellaをはじめとする大型フェスでは、以前からカウボーイブーツやコンバットブーツを合わせるスタイルが定番中の定番です。ワンピースやデニムショーツとブーツを組み合わせたコーディネートは、フェスファッションの象徴ともいえるものです。
そのスタイルがInstagramやTikTokで拡散され、「フェスの日だけ」ではなく、街中のおしゃれとしても定着。現在では、フェスらしい自由でこなれた雰囲気を普段のコーデにも取り入れる人が増えています。
ブーツを履くことによって逆説的に夏や暑い季節のファッションを再現できるのです。
④ 夏でもブーツが自然な地域や文化がある
日本では「夏はサンダル」というイメージが強い一方で、海外には夏でもブーツが自然に受け入れられている地域があります。
例えばアメリカ南西部やテキサスでは、カウボーイブーツは季節を問わず履かれる定番アイテム。また、乾燥した気候の地域では日本ほど蒸し暑くないため、夏でもブーツを履くことに違和感が少ないとされています。
さらに、海外では「季節ごとに靴を変える」よりも、「自分らしいスタイルを一年中楽しむ」という考え方が浸透しています。そのため、ブーツが好きな人は夏でも自然に取り入れており、ファッションの一部として定着しています。
⑤ 夏向けブーツが進化している
近年は、暑い季節でも履きやすいサマーブーツが増えていることも人気を後押ししています。
通気性の良いパンチングレザーやメッシュ素材、柔らかな薄手レザーを使ったデザイン、ショート丈のブーツなど、夏でも快適に履ける工夫がされたモデルが続々と登場しています。
見た目はしっかりブーツでありながら重たく見えにくく、暑さも軽減できるため、「夏にブーツは暑そう」というイメージは少しずつ変わりつつあります。
今、取り入れるなら?
「夏は涼しげに」という固定観念を崩した夏のブーツ。夏コーデにあえてブーツを合わせることで新鮮なスタイルを楽しむ人が増えています。
高温多湿な日本の夏ではありますが、夕方以降のお出かけにブーツを取り入れたり、ホワイトやベージュなど明るいカラーのブーツをセレクトしたり、という取り入れ方もできそう。
軽やかな夏服と存在感のあるブーツの組み合わせは、今季らしいトレンドを象徴する着こなしの一つといえるでしょう。



