
ぷっくりとした立体感のある唇は、ここ数年のメイクトレンドの定番。そんな中、TikTokやInstagramで再び注目を集めているのが「Lip Contour(リップコンター)」です。
「リップライナーで輪郭を囲むメイクでしょ?」と思う方もいるかもしれませんが、現在のリップコンターは2010年代に流行したオーバーリップとはまったく別物。今は、唇全体を大きく描き足すのではなく、唇の山や口角などに自然な影を仕込み、もともと唇がふっくらしているように見せるのがポイントです。
さらに最近では、リップライナーだけでなく涙袋ライナーを使って影を作るテクニックもSNSで話題に。よりナチュラルに仕上がることから、美容好きの間で取り入れる人が増えています。
今回は、今どきのリップコンターの基本や、古く見えないコツ、涙袋ライナーを使った簡単テクニックまでご紹介していきます。
Lip Contourとは?
Lip Contour(リップコンター)とは、唇の輪郭やその周辺に陰影を加え、立体感やボリューム感を演出するメイクテクニックのことです。
従来のオーバーリップが「唇を大きく見せるために輪郭を描き足す」メイクだったのに対し、現在のリップコンターは影を利用して自然な奥行きを作るのが特徴。
輪郭をくっきり強調するのではなく、ぼかしながらなじませることで、「元から唇が立体的できれいな人」のような仕上がりを目指します。
最近では「My Lips But Better(自分の唇をより美しく見せる)」という考え方も広がっており、リップコンターはその代表的なテクニックとして人気を集めています。
なぜ今、Lip Contourが流行っているの?
ナチュラルに唇を盛れるから
今のメイクトレンドは、「盛っている」と分かる仕上がりよりも、自然な美しさを引き出すことが重視されています。
リップコンターは、影を加えることで唇に立体感を与えるため、不自然になりにくく、普段のメイクにも取り入れやすいのが魅力です。
ツヤリップブームとの相性が抜群
ここ数年は、グロスやリップオイルなどツヤ感のあるリップアイテムが再び人気を集めています。
影で輪郭に奥行きを作り、中央にツヤをのせることで、光と影のコントラストが生まれ、よりぷっくりとした唇に見せることができます。
人中短縮メイクとしても人気
上唇の山(キューピッドボウ)を少しだけ強調すると、唇の存在感が増し、人中が短く見える効果も期待できます。
そのため、顔全体のバランスを整えるメイクとしても注目されています。
基本のLip Contourのやり方

STEP1 唇をしっかり保湿する
まずはリップバームやリップクリームで唇を保湿します。
乾燥したままだとラインがガタつきやすくなるため、メイク前の保湿は欠かせません。余分な油分は軽くティッシュオフしておくと、ライナーが密着しやすくなります。
STEP2 輪郭に影を仕込む
リップライナーやシェーディングカラーを使い、唇の輪郭に自然な影を描きます。
ポイントは、唇全体を囲まないこと。
・上唇の山(キューピッドボウ)
・口角
・下唇中央の下
この3か所を中心に影を入れるだけでも、十分な立体感が生まれます。
STEP3 ラインをぼかす
指やリップブラシ、綿棒を使い、描いたラインを軽くぼかします。
今っぽいリップコンターは、「ラインを見せる」のではなく、「影に見せる」ことが重要。境界が自然になじむ程度までぼかすのがポイントです。
STEP4 リップカラーを塗る
唇の中央から外側に向かってリップカラーを重ねます。
ヌードカラーやローズベージュなど、肌になじみやすい色を選ぶと、より自然な印象に仕上がります。
STEP5 グロスやリップオイルでツヤをプラス
最後に唇の中央へグロスやリップオイルを重ねます。
ツヤによって光を集めることで、影とのコントラストが生まれ、よりふっくらとした唇を演出できます。
これもあり! 涙袋ライナーで作るLip Contour
最近は、リップライナーの代わりに涙袋ライナーを使う方法も人気です。
涙袋ライナーはもともと目元に自然な影を作るためのアイテム。そのため、発色がやわらかく、グレージュやモーヴ系など肌になじみやすいカラーが多くそろっています。
リップコンターも「輪郭」ではなく「影」を作るメイクなので、涙袋ライナーとの相性は抜群です。
おすすめは、
・上唇の山の下
・口角
・下唇中央の下
に軽く影を入れ、指でぼかす方法。
リップライナーよりも自然に陰影を作れるため、初心者でも失敗しにくく、ナチュラルな立体感を演出できます。
なお、涙袋ライナーを選ぶ際は、ラメ入りではなくマットな影色タイプを選ぶのがおすすめです。
古く見えないLip Contourのポイント
現在のリップコンターは、「くっきりオーバーリップ」とは大きく異なります。
まず避けたいのは、濃いブラウンのライナーで唇全体を囲むこと。輪郭だけが浮いて見え、少し古い印象になりやすくなります。
また、唇全体を大きくはみ出して描くのではなく、上唇の山や下唇中央など、立体感を出したい部分だけを少し補正する程度が今のトレンドです。
そして何より重要なのが「ぼかし」。
描いたラインをそのまま残すのではなく、指やブラシでふんわりなじませることで、影のような自然な仕上がりになります。
最後にグロスやリップオイルでツヤをプラスすれば、光と影のバランスが整い、思わず触れたくなるようなぷるんとした唇が完成します。
リップコンターは、「描くメイク」ではなく「影を仕込むメイク」。その考え方を意識するだけで、一気に今っぽい口元へアップデートできます。


