NY、ロス、シカゴ…アメリカでは“住む場所”ごとのおしゃれがある!? SNSで盛り上がる【地域別ファッション】7選

広大な国土を持つアメリカは、気候や文化、ライフスタイルが地域によって大きく異なり、それぞれの土地に合った装いが自然と定着しています。近年はSNSの影響でこの傾向がさらに強まり、「どこで暮らすか」がファッションを形づくるという世界観が、アメリカのZ世代やミレニアル世代を中心に広く浸透するようになりました。こうした地域性は、日本でいう「湘南っぽい」「神戸っぽい」といったイメージよりもずっと色濃く、SNSでは一つのファッションジャンルとして楽しまれています。

最近ではTikTokやInstagramでも、「East Coast Girl」「Coastal Girl」など地域名を冠したスタイルが人気となり、「その土地らしいおしゃれ」を楽しむ投稿が増加中。服だけではなく、その地域での暮らし方や価値観も含めて発信するスタイルが、多くの共感を集めています。

今回は日本人はあまり知らない、今SNSで話題となっているアメリカの『地域別ファッション』を紹介します。

なぜ今、「地域ファッション」が注目されているの?

近年、地域ごとのファッションが注目されるようになった背景には、ライフスタイルを重視する価値観の広がりがあります。

以前は「今年のトレンド服」を取り入れることがおしゃれとされていましたが、最近のSNSでは「どんな暮らしをしているか」を発信するコンテンツが人気です。海辺で過ごす休日、山で楽しむアウトドア、都会でのカフェ巡りなど、日常そのものが憧れの対象となり、それに似合う服装にも関心が集まっています。

また、リモートワークの普及をきっかけに、大都市から自然豊かな地域へ移り住む人が増えたことも影響しています。「都会だけがおしゃれ」という価値観が薄れ、それぞれの地域ならではの個性が見直されるようになりました。

さらに、今人気の「Coastal Girl」のように、実際にその土地に住んでいなくても、そのライフスタイルに憧れてファッションを取り入れる人も少なくありません。今のアメリカでは、ファッションは「何を着るか」だけではなく、「どんな暮らしをしたいか」を表現する手段にもなっているのです。

海外Z世代が憧れる【地域別ファッション】

① East Coast Girl(ニューヨーク・ボストン周辺)

都会的で洗練された”きれいめミニマル”

東海岸を代表するニューヨークやボストンでは、洗練されたミニマルスタイルが定番です。ブラックやネイビー、グレーなど落ち着いた色を基調に、テーラードジャケットやロングコート、ローファー、レザーバッグなど上質なアイテムを組み合わせます。

流行を追いかけるよりも長く愛用できる定番アイテムを選ぶ人が多く、知的で都会的な雰囲気が魅力です。

② West Coast Girl(ロサンゼルス周辺)

肩の力が抜けたヘルシーカジュアル

ロサンゼルスを中心とした西海岸では、リラックス感のあるカジュアルスタイルが人気です。デニムにタンクトップやTシャツ、オーバーサイズのシャツを羽織り、スニーカーやキャップを合わせるシンプルなコーディネートが定番。

健康的で自然体なライフスタイルを大切にする土地柄もあり、「頑張りすぎないおしゃれ」がキーワードになっています。

③ Coastal Girl(海沿いの街)

海辺で暮らすようなナチュラルスタイル

最近SNSで特に人気なのが「Coastal Girl」。特定の街を指すのではなく、海辺の街で過ごすような穏やかなライフスタイルをイメージしたスタイルです。

リネンシャツや白いパンツ、ラフィアバッグ、華奢なゴールドアクセサリーなど、ナチュラルで爽やかなアイテムが中心。海辺に住んでいなくても、その世界観に憧れて取り入れる人が増えています。

④ Midwest Girl(シカゴ・中西部)

親しみやすいリアルクローズ

中西部では、着心地や実用性を重視した親しみやすいファッションが人気です。スウェットやデニム、スニーカー、キャップなど、気負わず着られるアイテムをベースにしたコーディネートが多く見られます。

華やかさよりも「毎日心地よく過ごせること」を大切にした等身大のおしゃれが特徴です。

⑤ Southern Girl(テキサス・ナッシュビルなど南部)

フェミニン×ウエスタンが魅力

アメリカ南部では、フェミニンなワンピースとウエスタンテイストを組み合わせたスタイルが定番です。花柄ワンピースにカウボーイブーツを合わせたり、デニムやフリンジバッグ、ターコイズアクセサリーを取り入れたりと、南部ならではの文化を感じさせる着こなしが人気。

近年は「Coastal Cowgirl」というトレンドも登場し、ウエスタンスタイルを日常に取り入れる若い世代も増えています。

⑥ Mountain Girl(コロラド・モンタナなど)

機能性もおしゃれも叶えるアウトドアスタイル

山岳エリアでは、アウトドアブランドのアイテムを日常着として取り入れる人が多く見られます。フリースやフランネルシャツ、レギンス、ハイキングブーツ、ダウンベストなど、自然の中で快適に過ごせる服装がそのまま街のファッションになっています。

機能性とデザイン性を兼ね備えた、自然体のおしゃれが魅力です。

⑦ Miami Girl(マイアミ)

リゾート感あふれる華やかスタイル

南フロリダのマイアミでは、鮮やかな色使いやリゾート感のあるファッションが人気です。ビビッドカラーのワンピースやクロップドトップス、リネンのセットアップに大ぶりのアクセサリーを合わせた、開放的でエネルギッシュなコーディネートが街によく似合います。

一年を通して暖かい気候だからこそ楽しめる、明るくポジティブな雰囲気が特徴です。

まとめ

アメリカでは、「今年の流行」を追うだけではなく、「どこで暮らしているか」「どんなライフスタイルを送りたいか」がファッションにも大きく影響しています。

都会的なEast Coast Girl、リラックス感あふれるWest Coast Girl、海辺の暮らしに憧れるCoastal Girlなど、それぞれの地域には異なる魅力があり、その違いを楽しむこと自体がSNSのトレンドになっています。

ファッションは、単に服を着るだけではなく、自分らしい暮らしや価値観を表現するもの。アメリカならではの地域別ファッションは、これからのおしゃれの楽しみ方を教えてくれる新しいトレンドなのかもしれません。