
黒・白・グレーなどの無彩色なファッションのトレンドとリンクして、この秋冬はメイクも低彩度なカラーが注目されています。
透け感のあるベージュやブラウン、グレージュ、トープなどを使い、輪郭までふわっとぼかした“ミュート”なブラウンメイク。
そこで再浮上しているのが「烏龍茶メイク」です。
烏龍茶メイクといえば、ベージュやブラウンをベースにした、落ち着いたニュアンスのメイクをイメージする人も多いはず。でも2026年版は、これまでの「黄みブラウン」だけではありません。
グレージュやローズブラウン、モーヴブラウンなども取り入れた、いわば“ブルベ烏龍茶”も楽しめるように。
“服と顔をひとつのトーンでつなぐ”新しいブラウンメイクとしての烏龍茶メイク。今っぽくなるポイントとは?
そもそも「烏龍茶メイク」ってどんなメイク?

烏龍茶メイクをひと言で表すなら、烏龍茶を思わせるニュアンスカラーを使った、低彩度で落ち着いたメイク。
ベージュ、ブラウン、グレージュなどを中心に、強い色を使いすぎず、肌になじむ陰影を作るのが特徴です。
同じブラウンでも、黄みが強いのか、赤みがあるのか、グレーを含むのかによって印象は大きく変わります。
そのため、烏龍茶メイクは実はかなり幅の広いスタイル。
黄みのあるミルクティーのような色から、グレーを含んだ冷たいブラウンまで、さまざまな“お茶色”を楽しめるのが魅力です。
2026年、烏龍茶メイクが再び新鮮に見える理由
ここ数年のメイクでは、ピンクや赤、コーラルなど、血色感のあるカラーが目立つ時期もありました。
その反動もあってか、2026年はベージュやブラウンを基調にしたニュートラルカラーが再び存在感を高めています。
2026年春のメイクでも、ベージュやブラウンを基調にしたヌードリップがトレンドとして紹介されています。
そして秋冬になると、このブラウンはさらに進化。
2026-27年秋冬のランウェイでは、ベージュやブラウン、ブラウンとグレーを混ぜたようなトープを使ったアイメイクが登場しています。透け感のあるベージュやニュアンスブラウンを使ったメイクはいわば「進化系ミュートメイク」ともいえます。
つまり今のブラウンは、濃く発色させるブラウンというよりも肌になじませるブラウンに変化しています。
これが2026年の烏龍茶メイクのポイントに!
ファッションにも「ニュートラル&ミュート」の流れ
2026-27年秋冬ファッションでは、黒、白、グレーといった無彩色が大きな存在感を持っています。実際にミュウミュウの2026-27年秋冬コレクションでは、ブラック、グレー、キャメル、バーガンディという削ぎ落とされたクラシックなカラーパレットが使われています。
もちろん、鮮やかなカラーブロックや大胆な色使いも存在していて、鮮やかな色とニュートラルカラーが並行して存在する中で、ベーシックな色を洗練させる流れも強まっていると考えると分かりやすいでしょう。
例えば、チャコールグレーのジャケット+グレージュのニットに
+トープのアイシャドウ+ローズブラウンのリップ
という組み合わせ。
服とメイクの色を完全に揃えなくても、彩度や温度感を近づけることで、顔とファッションが自然につながります。
これこそ、今っぽい烏龍茶メイクの楽しみ方です。
「透け感」がキーワード
では、実際にどんなメイクにすればいいのでしょうか。
まず取り入れたいのが、透け感のあるブラウンです。
濃いブラウンを一度で発色させるのではなく、淡いベージュやブラウンを薄く重ねて陰影を作ります。
2026-27年秋冬のランウェイでも、ブラックやグレーだけでなく、ニュアンスのあるブラウンやベージュを使ったスモーキーアイが登場。濃く作り込みすぎない陰影が、ミュートメイクの抜け感につながっています。
目指したいのは、
「ブラウンを塗った目元」ではなく「もともとの陰影が少し深くなったような目元」です。
もうひとつのキーワードが「ブラー」
2026年の烏龍茶メイクを語るなら、ブラー=ぼかしも外せません。
アイシャドウ、チーク、リップの境界線をくっきりさせず、ふわっと肌に溶け込ませます。
特にベースメイクでは、完全なマットでも強いツヤ肌でもなく、薄膜感を残しながら表面をなめらかに見せる“ブラー”な仕上がりが注目されています。
つまり今年の烏龍茶メイクは、
色をぼかす
+
質感をぼかす
+
輪郭をぼかす
という「引き算」がポイント。
「ブルベ烏龍茶」が新しい!

ここで面白いのが、ブルベ向けの烏龍茶メイクです。
「ブラウン=黄みが強い=イエベ向き」という定説がありますが、ブラウンにはさまざまな種類があります。
ブルベが選びたいのは、
グレージュ
トープ
ローズブラウン
モーヴブラウン
クールブラウン
など、黄みを抑えたブラウン。
2026年秋冬のミュートメイクでも、ブラウンとグレーを混ぜたようなトープや、黄みを抑えたニュートラルベージュが紹介されています。
そのため、ブルベにとっても今年の烏龍茶メイクは取り入れやすいタイミング。
「お茶っぽいブラウン」にこだわるのではなく、“烏龍茶を思わせる落ち着いたニュアンス”を自分の肌に合わせて選ぶのがコツです。
パーソナルカラー別・2026年版「烏龍茶カラー」
ブルベ夏は「グレージュ×ローズブラウン」
淡いグレージュやローズブラウンをふんわり重ねて、透明感のある目元に。
リップも赤みを少し含んだローズブラウンなら、顔色を沈ませにくく、柔らかな印象に仕上がります。
ブルベ冬は「チャコール×プラムブラウン」
ブルベ冬は、少し深いカラーも取り入れやすいタイプ。
チャコールブラウンやプラムブラウンを目尻にポイント使いすると、ミュートメイクでもぼんやりしすぎません。
イエベ春は「ミルクティーベージュ×ライトブラウン」
明るく軽やかなベージュブラウンがおすすめ。
濃く塗りすぎず、目元に柔らかな陰影を作ると、軽快な烏龍茶メイクになります。
イエベ秋は「キャメル×ローストブラウン」
深みのあるブラウンを楽しみたいならイエベ秋。
キャメルやローストブラウン、テラコッタ寄りのブラウンなど、温かみのある色を選ぶと大人っぽく仕上がります。
パーツ別!2026年版「烏龍茶メイク」の作り方
アイシャドウは「薄く重ねて陰影を作る」
最初から濃いブラウンをのせるのではなく、ベージュや淡いブラウンをベースにして、目のキワに少しずつ深みを加えます。
今年らしくするなら、グラデーションの境目をしっかり作りすぎないこと。
「何色使ったの?」と思うくらい自然な重なりが理想です。
アイラインは黒よりブラウン・グレー
黒のアイラインで目の輪郭を強調すると、せっかくのミュート感が強くなりすぎることも。
ブラウンやグレー系のラインを目尻中心に使えば、目元を引き締めながら柔らかさを残せます。
チークは“血色を足しすぎない
チークまで鮮やかにすると、ブラウンの静かなニュアンスが薄れてしまいます。
ベージュピンク、ローズベージュ、モーヴベージュなどを薄く広げて、肌の内側からほんのり色づいたように。
リップは「ブラウン+透け感」
2026年春はベージュやブラウンのニュートラルリップにツヤを加えるスタイルが紹介される一方、秋冬はソフトマットやルミマットのブラウンも登場しています。
つまり、リップも「完全マット」か「ぷるぷるグロス」かの二択ではありません。
透けるブラウンにほんのり艶を加えたり、ソフトマットなブラウンを輪郭をぼかしてつけたり。
“色は控えめ、質感で洒落る”のが2026年らしい仕上げです。
「古いブラウンメイク」に見せない3つのポイント
1.ブラウンを濃くしすぎない

目元を濃いブラウンで囲みすぎると、昔ながらのブラウンメイクに見えやすくなります。
今年は「濃さ」ではなく「重なり」で陰影を作るのがポイント。
2.顔全部を同じブラウンにしない
アイ、チーク、リップを全部同じ茶色にする必要はありません。
例えば、
トープの目元
+ローズベージュのチーク
+ローズブラウンのリップ
のように、少しずつ色味をずらすと、ワントーンでも奥行きが出ます。
3.“マット一色”にしない
全体を完全なマットにすると、顔が平面的に見えることも。
肌はセミマット、目元は透ける質感、リップはルミマットなど、少しずつ質感を変えると今っぽい立体感が出ます。
40代・大人女子にも烏龍茶メイクが似合う理由
烏龍茶メイクの魅力は、派手な色を使わなくても顔にニュアンスを作れること。
大人になるほど「若く見せるために色を足す」だけではなく、肌や骨格そのものを生かしながら、洗練された印象を作ることが重要になります。
その点、低彩度のブラウンやベージュは、ファッションにも合わせやすいカラー。
例えば、
ネイビーのジャケット
+グレージュのニット
+ローズブラウンのリップ
や、
ブラウンのジャケット
+アイボリーのトップス
+トープのアイメイク
など、服とメイクの色をゆるくリンクさせるだけで、全体にまとまりが生まれます。
「メイクだけが浮いている」という状態を避けやすいのも、大人の烏龍茶メイクのメリットです。
新しいブラウンで魅せる、今っぽい「烏龍茶メイク」
かつてのブラウンメイクは、濃い色で目元を強調することがひとつの定番でした。
一方、2026年の烏龍茶メイクは、
黄みブラウンだけではない
↓
グレージュやトープも含む
↓
透け感を残す
↓
輪郭をぼかす
↓
ファッションのニュートラルカラーとも調和させる
という方向へ。
ファッションでは無彩色やクラシックなニュートラルカラーが存在感を増し、ビューティーではベージュ、ブラウン、トープなどのミュートカラーがランウェイに登場しています。
だからこそ今、烏龍茶メイクが再び新鮮に見えるのかもしれません。
まとめ
2026年の烏龍茶メイクのキーワードは、
「低彩度」
「透け感」
「ブラー」
「ニュートラル」
「ほんのり深み」
さらに、ファッションのニュートラルカラーやミニマルなスタイルと組み合わせることで、顔だけでなくコーディネート全体をひとつのトーンでまとめることができます。
そして注目したいのが“ブルベ烏龍茶”。
グレージュ、トープ、ローズブラウン、モーヴブラウンなどを選べば、黄みの強いブラウンが苦手な人でも烏龍茶らしいニュアンスを楽しめます。
秋の気分ともマッチした烏龍茶メイク。ぜひトライしてみてくださいね!
〈トレンドメイクシリーズ〉









