
今年らしさは、「何を着るか」ではない?
コートやジャケット、ニットなど、アイテムそのものはベーシックでありながら、配色で新鮮さを演出するスタイリングもここ数年のトレンドとなっています。
今季のランウェイでは、ブラックやホワイト、グレーといった無彩色が大きな存在感を放つ一方、レッドやバーガンディ、ディープパープル、バターイエロー、ブルーなど、印象的な色も登場。さらに、鮮やかな色同士を大胆に組み合わせるカラーブロックも目立ちました。
いつものベーシック服も、色の組み合わせを変えるだけで今っぽくなる。
そこで今回は、デイリーコーデに取り入れるとグッとオシャレになる、2026-27年秋冬注目の「配色コーデ」を8パターン紹介します。
① ブラック×ホワイト――永遠の定番を今っぽく

まず押さえたいのが、ブラック×ホワイトのモノトーン配色。
2026-27年秋冬は、そもそもブラック、ホワイト、グレーといった無彩色そのものが大きなトレンドになっています。
だからこそ今季は、白と黒のコントラストをしっかり効かせたコーデが新鮮。
たとえば、ブラックのロングコートに白シャツ、黒パンツというシンプルなスタイル。あるいは、白ニットに黒のロングスカートを合わせるなど、シルエットはベーシックなまま、白と黒の面積差で印象をつくるのがおすすめです。
さらに今っぽくするなら、バッグやシューズまで黒で統一して、白をトップスだけに集中させるなど、潔い配色に。
シンプルなカラーリングが冬の素材感やシルエットの美しさも引き立たせます。
② ピンク×グレー――甘さを抑えた大人のピンク
ピンクを秋冬に取り入れるなら、グレーとの組み合わせが新鮮。
ピンク単体だとフェミニンになりやすいところを、グレーがほどよくクールダウン。「甘いピンク」ではなく「都会的なピンク」に見せてくれます。
おすすめは、淡いピンクのニットにチャコールグレーのパンツを合わせるスタイル。
逆に、グレーのジャケットにピンクのインナーを仕込むのも素敵です。
今季は、鮮やかな色だけでなく、ピンクやレッドをレイヤードして見せるような色使いもランウェイで見られました。
大人がピンクを取り入れる場合は、全身を甘くするのではなく、グレーを“引き締め役”として使うのがポイントです。
③ ブラック×バーガンディ――黒に「赤み」を足して更新

ブラック×レッドも秋冬の定番ですが、2026-27年らしくアップデートするなら、鮮やかな赤より深いバーガンディがおすすめ。
バーガンディは、赤とブラウンの中間のような深みを持つ色。秋冬の重厚感がありながら、ブラックほど沈み込まないのが魅力です。
実際に2026-27年秋冬はバーガンディがランウェイに広く登場。Miu Miu、Chanel、Louis Vuittonなどでも存在感を放っています。
たとえば、黒のジャケットにバーガンディのニット。あるいは全身ブラックのコーディネートに、バーガンディのバッグやブーツを一点投入するだけでもOK。
「黒一色では少し重い」というときにも使いやすい配色です。
④ ディープパープル×ネイビー――暗色同士だからこそ新鮮

一見すると、「どちらも暗い色なのに?」と思うのがディープパープル×ネイビー。
でも、この微妙に異なる深い色を重ねることが、今季らしいポイントです。
2026-27年秋冬はディープパープルが注目カラーのひとつ。
ネイビーのジャケットにパープルのニット、あるいはパープルのスカートにネイビーのコートなど、近い明度の色を組み合わせると、派手すぎず洗練された印象に。
ポイントは、「紫だから派手にする」のではなく、暗色の仲間として使うこと。
黒とはまた違う、ミステリアスでモードな秋冬スタイルが完成します。
⑤ ミルキーピスタチオ×ブラウン――淡色を秋冬仕様に
春夏のイメージが強い淡いグリーンも、ブラウンと合わせれば一気に秋冬顔に。
ここで使いたいのが、ミルキーなピスタチオグリーン。
柔らかなピスタチオに、チョコレートやエスプレッソ系のブラウンを合わせると、甘すぎず、温かみのある配色になります。
たとえば、ピスタチオカラーのニットにブラウンのパンツ。あるいはブラウンのコートのインナーに淡いグリーンを差し込むのもおすすめ。
秋冬のブラウンは今季も存在感が強く、ブラウン系スカートなどもランウェイやストリートで注目されています。
「淡い色=春夏」という固定観念を外すのも、今季らしい着こなしのコツです。
⑥ アイスブルー×キャメル――冷たい色と暖かい色のコントラスト
淡く冷たいアイスブルーに、温かみのあるキャメルを合わせることで、色の温度差がコーディネートのアクセントになります。
たとえば、キャメルのロングコートにアイスブルーのニット。あるいはアイスブルーのシャツにキャメルのワイドパンツなど。
ブルー系は2026-27年秋冬に存在感を増しており、エレクトリックブルーやコバルトブルーも注目されています。
鮮やかなブルーは少しハードルが高いという人も、アイスブルーなら取り入れやすいはず。
「秋冬=暖色」というイメージをあえて崩すことで、いつものコーディネートが新鮮になります。
⑦ チョコレートブラウン×バターイエロー――今季らしい“甘辛”配色
今季のブラウンに合わせたいのが、柔らかなバターイエローです。
チョコレートのような深いブラウンに、クリーミーなイエローを合わせると、重厚感と軽やかさが同居した秋冬スタイルに。
バターイエローは2025-26年から続く人気色ですが、2026-27年秋冬もDiorやChloéなどのコレクションで登場。
おすすめは、ブラウンのコートやジャケットにバターイエローのニットを合わせるスタイル。
顔まわりに明るい色を置くことで、秋冬の重たいアウターも軽く見えます。
⑧ バーガンディ×チャコールグレー――大人っぽさを極める
最後は、今季注目の2色を組み合わせたバーガンディ×チャコールグレー。
どちらも深みのある色なので、一見すると重く感じそうですが、実際には黒よりもニュアンスのある大人っぽい配色になります。
チャコールグレーのジャケットにバーガンディのニット、バーガンディのスカートにグレーのニットなど、どちらを主役にしてもOK。
特におすすめなのが、グレーのセットアップにバーガンディのバッグやシューズを合わせる方法。
今季はグレーがトレンドカラーとして存在感を増す一方、バーガンディも引き続き重要なカラー。
「派手な色は苦手だけど、いつものグレーコーデを更新したい」という人にも取り入れやすい配色です。
まとめ――この秋冬の気分を象徴する配色に注目
ブラック×ホワイトのような定番配色から、ピンク×グレー、アイスブルー×キャメル、チョコレートブラウン×バターイエローまで。
いつものコート、ジャケット、ニット、パンツでも、「何色と合わせるか」を変えるだけで、コーディネートはぐっと新鮮に。
この秋冬は「何を買う?」だけでなく、配色そのものがトレンドになりそう。
そんな“配色から始めるおしゃれ”が、ベーシック服を今っぽく見せる近道になります。



